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部品需要の予想を上回る結果を受け、マグナは年間予測を引き上げる

Aug 29, 2023

マグナのロゴは、2021年9月8日にドイツのミュンヘンで開催されたミュンヘンオートショー、IAAモビリティ2021中に展示されています。ロイター/Wolfgang Rattay/ファイル写真

[8月4日 ロイター] - カナダのマグナ・インターナショナル(MG.TO)は金曜日、自動車メーカーの生産拡大に伴う堅調な部品需要を背景に四半期決算が予想を上回ったことを受け、通年の利益と売上高見通しを引き上げた。

しかし、原材料価格の高騰やその他のインフレ逆風と既に闘っている業界にとって問題となっている労働問題への懸念を同社が示したため、マグナ株は3.5%下落した。

シータラマ・コタギリ最高経営責任者(CEO)は投資家向け電話会見で「組合契約が9月に期限切れとなるため、今後のOEM労使交渉について懸念があり、生産に短期的な影響を与える可能性がある」と述べた。

全米自動車労組(UAW)は、自動車メーカーのフォード・モーター(FN)、ゼネラル・モーターズ(GM.N)、クライスラー・ステランティス(STLAM.MI)との協議で、全労働者に対する二桁昇給や確定給付年金など福利厚生の改善を求めている。デトロイト・スリーとも呼ばれる。

マグナは2023年の売上高を419億ドルから435億ドルと予想しているが、これまでの予想は402億ドルから418億ドルだった。

同社は調整後年間利益見通しを従来予想の13億─15億ドルから14億─16億ドルに引き上げた。

CRFAのアナリスト、ギャレット・ネルソン氏は、マグナの予想値上げと明るい業績は、世界の自動車生産、特にヨーロッパと北米での予想以上の力強い回復を反映していると述べた。

リフィニティブのデータによると、同社は第2四半期の調整後1株当たり利益が1.50ドルだったと報告したが、これに対しアナリストの平均予想は1.23ドルだった。

第2・四半期の売上高は17%増の109億8000万ドルとなり、予想の103億ドルを上回った。

(1 ドル = 1.3360 カナダドル)

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