GM、EVシフトにもかかわらず来年雇用を増やすと誓う

デビッド・シェパードソン著

［ロイター］ - ゼネラル・モーターズ（GM）は金曜日、電気自動車への移行により労働需要が減少するのではないかとの自動車労働者らの懸念にもかかわらず、来年の雇用を拡大する計画であると発表した。

GM、フォード・モーター、クライスラーの親会社ステランティスは先月、現行の4年間の労働協約が9月14日に満了するのに先立ち、全米自動車労働組合（UAW）との契約交渉を開始した。

ＧＭの製造責任者ジェラルド・ジョンソン氏は金曜日、ＥＶ生産に必要な労働力の削減には同意しないと述べた。

ジョンソン首相はビデオメッセージで、「実際、2024年には雇用者数が増加すると予想している」と述べた。

フォードは昨年、EVはよりシンプルで機械部品が少なく、現行の内燃機関（ICE）車よりも製造に必要な労働力が40％少なくなると発表した。 GMはICEの新車販売を2035年までに終了すると表明している。

交渉のもう一つの重要な争点には、GMの合弁電池工場で働く労働者の賃金と待遇が含まれる。

これとは別に、CFRAリサーチは金曜日、UAWが大幅な給与と福利厚生の引き上げを求めたことを受けてストライキの可能性への懸念を理由にGMの格付けを引き下げた。ＧＭ株は１％安の３６．５７ドルで取引を終えた。

ステランティスは金曜日、「会社の成功への貢献に対して代表社員に公正に報酬を与えるつもりだ。しかし、投資を継続する能力を脅かさない共通点を見つけることが重要だ」と述べた。

情報筋や提案書のコピーによると、ＵＡＷは４年契約期間中、批准後の初回２０％増額と２０２４年９月からの年間５％増額を含む４０％以上の賃上げを求めている。。

GMは木曜日、UAWの提案は「チームの長期的な利益のために正しいことを行う能力を脅かすものである」と述べた。

組合は全労働者への確定給付年金や労働週間の短縮など、賃金と福利厚生の大幅な変更を求めている。

米国の自動車メーカーのすべての臨時労働者を正社員にし、有給休暇を大幅に増やし、退職者の医療給付と生活費の調整を回復することを望んでいる。 UAWは臨時労働者に新たな制限を設け、彼らが利益分配を受けることを望んでいる。

UAWのショーン・フェイン会長は火曜日、従来の週40時間労働から32時間労働への支持を表明した。

関係者によると、世界的に週４日労働の試行が進む中、労働組合は企業に対し、週１日の有給休暇に相当する合意を求めているという。

(レポート：デビッド・シェパードソン、編集：マルゲリータ・チョイ)